みんなの力でみんなの街をつくる会議2nd(第三回地域福祉サミット)@フェリス福祉村

みんなの力でみんなの街をつくる会議2nd(第三回地域福祉サミット)@フェリス福祉村

日時:平成29年6月3日(土)13:30~16:00

場所:フェリス福祉村7階 フェリスホール

みんなの力でみんなの街をつくる会議は、昨年のさわらび文化祭内で行われた「第一回地域福祉サミット」内で発足された「みんなの力でみんなの街をつくる会議」のメンバーを中心に、より多くの地域の住民が集まって自分たちの住む町の将来を考え、話し合う場として開催しています。
今回も前回同様、グループワークを通して皆様の意見をまとめ、発表していただきました。テーマは「みんなが住みやすい街にするためには?」です。今回は年度が替わったこともあり、初参加の方も多くいらっしゃいました。野依校区や天伯校区の自治会、自主活動グループ、小学校の先生、大学生、障がい者を含む地域住民の皆様の約30名が参加されました。

はじめに、豊橋市議会議員の沢田都史子議員から「皆様と一緒にそれぞれのグループを回らせていただきながら一緒になって地域の為に何をしたらいいのかを考えていきたいと思います。今日は一緒に汗を流しましょう。」とご挨拶をいただきました。その後のグループワークでは、参加者の皆様に野依校区2グループと天伯校区2グループに分かれていただき、それぞれのグループにて活発な意見交換がなされました。またグループワーク終了後、それぞれのグループでまとめた意見を発表していただきました。

 
グループワークの様子

【グループ発表】(発表順)
Aグループ(野依) 発表者:豊橋技術科学大学生徒 伊藤寛和さん
Bグループ(野依) 発表者:豊橋中央高等学校生徒 伊藤朱生さん
Cグループ(天伯) 発表者:天伯小学校校務主任 太田一郎氏
Dグループ(天伯) 発表者:天伯校区シニアクラブ 菊地昭文氏

・発表概要
それぞれのグループにて様々な意見がでましたが、「街灯が少なく夜が暗い」「公共交通機関が少ない」「道路の整備をして欲しい」「身体の不自由な方でも過ごしやすい環境作りが必要」といった前回同様の意見の他、「若い世代に自治会の情報がはいってこない」「色々なことに対して相談する窓口が必要」「高齢者みんなが出られるような場所が欲しい」など、地域の繋がりを強くしていきたいという意見が多くみられました。

 
グループ発表の様子

グループ発表後、沢田都史子議員から講評をいただきました。

「地域の問題をみんなで考え、継続していく中で、いろんな人を巻き込んで地域の良さを更に高めていく。そして課題があればそれを本当に解決するために皆で積極的に話し合っていく。そういう流れを今作っているんだなと、尚一層感じたところです。それを誰がやるのかというところなんですが、それはやはり地元の私たちの誰かが積極的に動かして、地域のこういった話し合いを継続していけるように仕掛けていくことが必要になってくるのではないか、という事を感じています。どういった形であればこういった会を継続していけるか、さわらび会の皆様と共に地元の私たちが考え、これがより続くような形を考えていくことがまず重要ではないかと思っています。いざとなったらさわらびさんが場所を提供していただけるということで常々言っていただいているという事ですので、またそこに甘んじることなく、地域で積極的に考えていくことを続けていただければと思います」

最後に、フェリス福祉村施設長の長坂敏幸よりまとめをさせていただきました。
「沢田先生が言っておられた通り、これから地域をつくっていくのは皆さん方です。こういった話の場がずっと続くことを楽しみに期待しております。高齢者の見守りや障害者のノーマライゼーションの啓蒙のお話などが出ておりましたけど、「自分が今できることで人の役に立つ働きをする」、というのがさわらび会の運営のモットーのひとつでもございますので、そういったことはさわらび会のスタッフたちは常日頃から考えて取り組んでいる所でございます。もし何か困ったことがありましたら是非おっしゃっていただければ、お力になれるのではないかと思っています。また今後の事なんですが、みんなで集まって話し合っていただいたことを、皆さんの自治会、学校、友達、近所の人たちに持ち帰ってお話しその輪を広げていただきまして、今度の発表会の時にそれぞれのお立場でこういったグループワークに関わって何かを感じたよとか、こういったことが変わったよとか、その様なことを発表していただけたらいいのかなと思っております。場所はいつでもお貸し致しますので、是非使っていただき続けていただければと思っております。」

第四回の地域福祉サミットでは、第二回、三回で出た意見を基にしての発表を予定しております。これから益々高齢化が進んでいく社会の中で、現実に起こっている問題を前に、地域の人が地域の人のために出来ること、必要なことは何かを考え実行していく、そういった流れをこの会議で創っていければと思っています。

(特養天伯相談員 塩見)